意訳と誤訳と生理用ナプキンと

dict
「生理用ナプキンは毎日持ち歩かなきゃいけないんだって!!!!」

とうとう、来ました4年生。

女子だけ、別室に呼ばれての保健体育。

「へー、懐かしー。ママの時は、理科室とか呼ばれたんだよねー。

で、どんな話きいたのー?

ってか、今時、女子だけ呼ばないで男子にも教えたれっつー話だよねー、で?で?」

と興味津々、訊ねる母。

移動教室前だから、女子だけ先に特別の保健体育集会、だったらしく、

男子はあとでやるんだそうだ。へー。

〈緊張〉

悲壮感すら感じる緊張の面持ちで、

学校で配られた、生理用ナプキンを真面目に鞄に入れる娘。

「いつ生理になるかわからないし、友達がなった時にあげられるから、
毎日、持たなきゃいけないんだって。」

だと。

泊まりがけの移動教室前だけに、緊張感がすごい。

そこに登場、天邪鬼、じゃなかった・・・お母さん。

「あのさー、移動教室で山の中行ってて
生理って何か知らなくて、突然血が出た――――!とかって驚いて
「ハッ!あたし重病かも・・・」とかって悩んで山に入っちゃう子が
いたら困るから、早めに教えてくれたんじゃなーい、あははは。

でさー、友達にあげられるように持ちましょうっていうのはさー、
生理になった子が一人で悩まないで、みんなに言いやすいように、
先生が考えてくれてんじゃなーい、優しいよねー。

ママなんて、5年生の時生理になって、
同級生の男子がさー、「生理になってるやつ、誰ー?」
とか言うから、いつもハラハラしてたもんねー。

でもさー、
突然生理になったって、何とかなるって!
トイレットペーパーとか適当にはさんでさー、保健室でも行けばいいし、
昔の人なんて、葉っぱでお尻とか拭いてたんだから、
その辺にあるもので、何とかなるよ!」

学校の先生の話を、大幅に意訳、誤訳してジェスチャー入りで解説(笑)。

〈誤解〉
ケラケラ笑いながら聞いていた娘。

「そういえば、他の友だちは
「うちのお母さん、同じようなナプキン持ってる。」とか
「うちの戸棚にもあるよ!」とか言ってたけど、
私のうちでは、見たことないなと思ってたんだ・・・

ママって、葉っぱ・・・だったの?」

・・・・・!

んなわけないだろ――――――――!
アダムとイブか!

ママだって、現代人ですから、昭和の新人類ですから、持ってます!羽生えてます!

とアピールしておいたけど。

最終的に娘が、何をどのように理解したかは、神のみぞ知る・・・。

毎度のことながら、

我が家の生活は、意訳と誤訳と、誤解で出来ている。