勝ち負けをこえた世界は、勝ち負けを乗り越えたむこうに

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北島康介選手が4位に終わったレースを観た。
子どもたちの寝静まった中、暗い部屋でTVをつけて、
リアルタイムで応援したくて。
北島選手は、
レース後のインタビューで、悔しさを隠さず、いい顔をしていた。

勝ち負けを超えた、
勝ち負けにこだわらない、
勝負に関係ない、
何か、は
結局、勝負を乗り越えたところにしか、ないんだな…
そんなことを感じた。
北島選手が、銅メダルを取った後輩を称える姿を見て
子どもの周辺、学校でも保育園でも
「競わせない」「順位をつけない」風潮が強いけれど、
最初から「みんな一緒に手をつないでゴールイン」では得られない絆があるのではないか、とも。

最近、私の周りには「挑戦」する人があふれている。
そして、
誰かとの勝負を始めると、結局みな
行きつくのは自分との勝負で、自分への挑戦だ、という。
北島選手も
「この4年間は、自分への挑戦だった」
という言葉をプールサイドに残していた。
勝負のつくことを恐れずに、レースに参加するのが
自分への挑戦の第一歩なのだ。
競争嫌いの息子の寝顔を見ながら、
親の背中見とけよ、と想うのは、
北島選手の熱さに影響されすぎたせい…。