生理と精通は、食卓の話題で、自己申告するようなものだったっけ?どうだっけ?


ある日の食卓。

成長したくない娘(小6)と話していて

「生理になったら面倒なことばかりで
良いことないのに何故お赤飯とか炊くの?」

という話題になった。

「大人になるのも
子どもを産むのも楽しいからじゃな〜い。
だから祝うんじゃな〜い」

と答えた相変わらずのテキトー母だったが、

娘は、ちっとも楽しみな感じではない。

「けっ、背だけ伸びたいけど、大きくなんの面倒くさ、フン。赤飯とかいらないし」

てな感じだ。

カード

つい最近まで
成長したくて仕方ない気持ちで
いっぱいだったのに..。
なんか暗いよな〜。

そこで、つい言っちゃった。

「よし、じゃあ赤飯だけじゃなくて、
図書カードもお祝いにプレゼントすることにしよう!そしたら、気が重いことじゃなくて楽しみになるかも?」

祝い事に
祖父母が贈る図書カードは
ポジティブな出来事の象徴のようで
使い終わっても
子どもらに大切にされている。

それを思い出して、
口をすべらしたのが
運のつき。

オレも

すると、
息子(小5)も
「いいな〜俺も祝って欲しいな〜」

と言い出した。

「あんた生理来ないじゃん」

と言うと

「でも、白いのがピューッて出るようになるらしいよ、ほらあの教科書載ってたでしょ」

「あぁ、精通」

「あれも、同じに大人になったってことなんでしょ?」

「確かに…」

「じゃあ、俺も赤飯炊いて、図書カードもらって祝ってもらお〜っと」

「え?」

「生理も精通も、
どっちも大人になる合図だ。
自分の体も周りの人の体も大事にしなさいということだ、って言ってたじゃん、
前にさ〜」

「そ、そうだけど、、」

ん?

そ、そうなんだけど
成長に伴う性を暗い、
忌み嫌うべきものにしたくはないけど、
そーんな大っぴらに語るもんだっけ?

なんか思ってたのと違う。
暗い感じになり過ぎるのは良くないけど、
もう少し、奥ゆかしさっていうか…。
なんか明るすぎだろ!

と、いつも通り、
何事も理想通りになどいかぬ
我が家の子育て珍道中。

果たして、ほんとに
精通まで
赤飯炊いて祝うことに
なるのやら?

末娘(小2)も
「いーなー、私も早く祝ってほしいよ〜、精通〜」

いやいや、だから、そうじゃなくて…。

あぁあ、子育てってば、

何から何まで

思い通りにいくことナッシング〜。