気にしない教

小学二年生の時

「気にしない教」を創設した。

低学年のくせに

噂話をトイレでコソコソするのが

流行っていた。

いじめという程のものはなかったし

今思えば大した内容じゃないのだろう。

でも当時は気になって仕方なかった。

何より

友達のコソコソ話に

自分の気分を左右されるのが

本当に嫌だった。

布教

白い紙に

サンリオで買ってもらった

「おばあちゃんと猫」の絵のスタンプを

押し

「気にしない 気にしない」

と書いたお札を作った。

今思うと、変な小2(笑)

それを持って「気にしない 気にしない」と

唱えるのだ。

学校で

「私、気にしない教作ったんだ〜」

というと

「自分もお札が欲しい」という

同級生が何人もいた。

スタンプを押して量産した

お札を配った。

今も何かあって

気持ちが引っ張られそうな時は

「気にしない 気にしない」

と唱えるけれど、、、

どこかに、あの時のお札があったら

ちょっと恥ずかしいな、、、

教祖。