怖い先輩
中1の娘は
部活の先輩が大好きだ。
「休み時間にレイアップの練習に
付き合ってもらったんだ〜」
と嬉しそう。
憧れの少しだけ怖い先輩。
眩しい存在があるのは
幸せなことである。
思えば自分もいまだに
憧れの、少し怖い先輩方がいる。
学生時代から
冠婚葬祭、大学や学会のマナー、
研究姿勢の甘さを度々指導されて来た。
いつも適当、いつも甘ちゃんの私に
度々向けられた先輩方の
「ぬ〜ま〜が〜」という呆れた声は
耳の中でいつでも再生可能である。
全然会う機会ないのに
今でもいつも
私の中にちょっと怖い先輩達がいて
「ぬ〜ま〜が〜!」
本当にそれでいいのか?と
突っ込みを入れてくる。
いつも心に太陽を、ではなく
いつも心に先輩を。
大人になっても学生時代のように
これじゃあ
「ぬ〜ま〜が〜」と呆れた声を
出されるかもな
とちょっとビビれる幸せ。