言葉の通じる話の通じないひとびと

同じ日本語を話しているから

話し合えるということ。

それを当たり前と思うのは間違いだったのだ

本当は多分昔から。

最近、価値観や

置かれて来た立場の違いで

話し合いが成立していない話し合いが

延々と数ヶ月続くのを見た。

幸い、直接の関わりは持たずに済んだが

外野から眺めたので余計に

一切噛み合わない食い違いっぷりが見えて

おそろしかった。

大アービトラージ時代の終焉」 という2012年に蛯原健さんの書かれた優れた論考がある。

その後の世界についてご本人が

世界は、ジオグラフィカルな不平等の時代が終わり、デモグラフィカルな不平等の時代に突入してしまいました。遠い国の見た目も言葉も違う人よりも、同胞との格差が大きな時代。

とコメントされていたが、そういうことなのだろうか。そういうことなのだろうな。

そしてその波は確実に

子どもの世界にも届いてきている。