想定の範囲内
早足で駅まで歩き、喉が渇いたので自販機でお茶を買い、飲んだ。
うげっ。
お茶じゃなかった。
よく買うほうじ茶のパッケージとほぼ同じだったのでよく見ないで買い、よく見ないで飲んだ。
ほうじ茶、ではなくほうじ茶ラテだった。
すっきりしたお茶が通過することを想定していた喉が驚いて、一瞬だが喉がしまった。
想定してないことに対する身体の反応を久しぶりに感じた。
年を重ねて、想定の範囲内が勝手に広がっていく感覚を持っていたので、こんな事で驚く喉に驚いた。
遠くない将来、今流行りの無色透明なコーラで誤って薬を飲んで大いにむせる老婆になる自信がついたな。
想定の範囲、心より身体の方が狭いのかもね。
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