子どもは通学路で育つ
通学路は、子どもを持つ親にとって心配の種のひとつ。
車も、自転車も、不審者も…気になる。
<自分で気を付けられるように>
家族でどこかへ行く時、通学路の道を通ったら、ちょっと極端に交通ルールを守ってみたり。
二年目で道に慣れてきた娘には、交差点で事故の恐ろしさを具体的に語って、軽く脅したり。
通学路デビューの息子は、一緒でも一人で先を歩かせてみたり。
基本は、自分で周囲に気を配れるようにするしかないんだけど…。
<道々にあたたかい目>
実は、心強い味方がいて…それは、
通学路にある花屋さん、肉屋さん、八百屋さん、コンビニ等のおじさん、おばさん。
マンションの管理人さんや、清掃員さん。
子ども達に「おはよう」「こんにちは」と声をかけてくれるんだよね。
何となく見守ってくれる目も嬉しいけど、挨拶を交わし、ちょっとした会話をしてくれるのが素敵。
子ども達も家の中と違って、意外とちゃんとした受け答えをしているから面白い。
親以外の大人と交流して、社会性がつくんだなぁ、と傍で見ながら感じさせられる。
いつも3人をバタバタ育てて、目が行き届いてないという思いが強い私、
通学路の目に育ててもらっていることは、心底ありがたい…。
<更に道々あたたかい目>
そこで、通学路の目にささやかな感謝を込めて、
駅ビルのチェーン店をやめて、通学路の花屋さんでお花を買い、
生協で食料調達しつつも、ちょこちょこ通学路の八百屋さんや肉屋さんで何か買い、
美容院も通学路のお店に変えてみた。
そしたら、結局また子どもたちと通学路の大人との会話が増え、
花を選ぶ息子にお花屋さんのお姉さんが
「今日、旗もった先生と集団下校してきたでしょ~見てたよ~」
と話しかけているのを小耳にはさむ…というような日々。
そして、今日も彼らは、親の目のない通学路ですくすくと育っているのでした。
通学路のあたたかい目に感謝~。