学級崩壊した時に親がやれることって?
4,5年前、学級崩壊立て直しのカリスマと言われる先生に「学級崩壊した時に親がやれること、何かありますか?」と尋ねた事がある。
「あー、ありませんね。
教師の力です。全てはね、そこにかかっています。」
とのお答えだった。
若手教師対象の講演の後だったし、
難しい家庭環境の子を沢山見守って来られたという背景、
何より、教室における責任は全て引き受けるという使命感からの答えだったのだろう。
でもでもでもー、そんな救世主みたいな先生が突然現れない場合、保護者は何か出来ないのか?ただ手をこまねいているだけではなく…。知りたいよ〜。
いつも考えてきた。いくつもの崩壊現場を観察しながら。
ダセェ
この間、PTAの仕事で学校へ行ったら、玄関で何人かの子ども達に話しかけられた。
得意げに
「うちのクラスね〜荒れてるんだ〜」
「今日も授業中、ロッカーの上で踊ってたもんね〜」
と口々に聞かせてくれる。
おばちゃんは、
新学期早々そのクラスが荒れてるのも、話しかけてくる子達の中に騒ぎの中心的な子達がいるのも知っていた。
得意げに話すのをひとしきり聞いた後、
「へーーー、マジか、、。
1組、、ダセェなぁーー。」
とつぶやいた。
子どもらは、「あ?」と意外そうな顔をしたあと、きまり悪そうに帰っていった。
驚く顔か、先生を批難する反応を期待していたのに肩すかし、といった様子だった。
ワルイ?
学級崩壊は、状況も様々だし原因もひとつではない。
多くの場合、いくつもの要因が絡み合っている。
だから、全てのケースに効果があるわけじゃないけれど、
善悪じゃなくて、「カッコイイ」のか「ダサイ」のかの評価基準を投げかける。
これ、周りの大人の出来ることの一つじゃないかな、と感じている。
子どもたちは、善悪分からないで騒いでいるわけじゃない。
悪いことしている自分はカッコイイと思って得意になったり、困る大人の様子に喜んだりしている。
もともと、どの子も悪い子ではないと信じつつ、
善悪の物差しが響かない時は、
それ本当に「カッコイイ」のか?の視点を突き付けようよ。
ダサイ大人が「だっせー」と言っても威力がないから、自分らもカッコイイおばちゃんやら、おじちゃんにならないといけないのが、ハードル高いけど。
ダサイと言われたくないお年頃の子どもたちに、
ダサイのなんか怖くないおばちゃん力で
向き合って行こう〜♪
どすこい、どすこい!