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「早く起きた人、いちばん美味しそうなみかん、食べていいよ～」
朝の食卓に、パンやスープ。
テーブルの中心に、子どもらの好物のみかんを並べる。
その中に、ひとつ、葉付きみかんのキーホルダーを一緒にまぎれこませて。
大きさも同じくらいなので、一瞬わからないけど、
良く見たら誰でもすぐ、ニセモノだとわかる。
ひとりひとり、食卓に来ては、
「へへへへへ、あ、おいしそうなミカンだなぁ、モグモグモグ」
「あのー、これ食べていいですか？フフフフフ…」
「葉付きみかん、珍しいですね、ダハハハ」
笑いながらも、ニセモノだと指摘せずに偽ミカンを手に、
偽ミカンをお題に
ちょっとしたコントやら、
変なリアクションやらをして、
朝食を食べていた。

〈きんさんぎんさん）
夕方、ふと見たテレビで
長寿の双子で有名だった、ぎんさんの四姉妹がまた長寿で注目されている、という話題を取り上げていた。
そして、長寿の秘訣がお喋りで、四姉妹の間で気兼ねなく、けれどお互い何か面白いことを言おうとして、脳の血流が活発になってることが、認知症予防にも非常に有効だという。
四姉妹が、お互い何か言っては、「ククククク」と笑いあってるのが印象的だった。
で、子どもらも、われわれ大人もだけど、
何か面白いこと言って、場を楽しませちゃお、という場を設定する、
って大切なのかもなーと思った。
寝起きに、誰かが不機嫌なことも少なくないけど、
みかんがお題だった今朝は
そういえば、みんな機嫌よく食卓を囲み、出かけたもんね。
よし、
おかーさん、ボケ防止のためにも
お題探しの旅に出ようかな。
多分、また子ども達に「それは、やり過ぎ…」とかって言われるんだろうけどさー。
脳内血流倍増プロジェクト始動だー！
だー！！
あ、、鼻血でた・・・。