photo credit: ex.libris via photopin cc
「人の悪口ばっかり言ってるの、ほんとやめてほしいよ！」
「悪口ばっかり言うのやめな！って言っても、全然やめないし！」
「毎日、聞かされてると本当に気分悪いんだけどーー！！！」
娘(8)の友達が、毎日、色々な人の悪口を言いつづけているのは見聞きして知っていた。
でも、そんな事これから、いくらでもあるから、自分で解決できるようになれよ、と思ってきた。
…というより、私だって、人間関係の煩わしさの対処法なんか未だにわかんないっすよ・・・。
で、
娘が何か言っても「彼女も大変なんでしょ～」とか「聞かずにすむように離れたら～」とか言って来たけど、
家も近いし、そうそう離れてもいられず、日に日に降り積もる娘のイライラ。
〈穴〉
しかし、母さんだって、そうそう「イライラ」とか愚痴とか聞きたくないんだよねー。
で、「あのー、ママも悪口聞きたくないんですが・・・」と言ったら、
娘が「外で言ったら、おんなじに「悪口いう子」になっちゃうじゃん！！！だから、家で文句いってんの！！」という。
そうであるか、一理あるね…。
娘「あーー、「王様はロバの耳」みたいに穴掘って叫びたいよ！」
なるほどねー、そりゃぁ、いい考えだ。
ということで、
台所にあったゴミ箱を貸し出してやった。
「これに向かって、好きなだけ言っていいよー」と。
すると、
ゴミ箱に顔をつっこんで
娘「バカヤロー―――、みんなの悪口ばっかり言うなーーーーーー」と叫んでいる。
よしよし、母のストレスも軽減。平和に夕食の支度に戻れるわ。
〈みかんの皮〉
すると、娘
「ママーーーー、何か底の方にみかんの皮がへばりついてるんだけど！！」
と、ちょっと不機嫌な感じでクレーム。
で、母が間髪入れず
「え？何言ってんの、みかんの皮がへばりついてるように見えてるとこが、ゴブリンの国の入口につながってんだよ！！そっから、叫んだ悪口が向こうの国行って、奴らが食べるんだよ。目に見えてるものが、見えてるそのまんまのものだと思ってたら大間違いだぜ！」
って、まくしたてたら、
娘「ふ、ふーん」と言って
また、ごみ箱の中に顔突っ込んで叫んでた。
やがて、その様子を見つけた息子(7)、娘(4)がゴミ箱持ってやってきて、
いつの間にか、三人で並んでゴミ箱に顔つっこんで
「バカヤローー」「ヤッホー――」「ギャオー―」
と叫びだして、
何かよくわからない遊びになって終わった。
猫の手も借りたい三猿育児、
ゴブリンの手も借りて、乗り切るという・・・。

成功はゴミ箱の中に 億万長者のノート (2012/09/13) レイ・A・クロック 商品詳細を見る