反抗期の高学年女子のお墨付き? 「小学校高学年女子の指導」 by赤坂真二
図書館の新着棚にあったので
借りてきて部屋に転がしていた。
娘(小6)が
「何これ?何でこんなの借りてんの?」
というから
「え、困った女子への対応術、について研究しようかとおもってさ」
と答えたら、
「ふん」と言って、持っていっちゃった。
あんたが読むんかい
しばらくして、
「全部読んだけど、ま、当たり前のことしか書いてなかったよ」
とのたもうた。
娘の担任は、ベテラン凄腕先生なので、
本に書いてあるような対応を「当たり前」にしているのである。
「当たり前、っつーのが大変なんだYO!それが一番むずかしいんだYO!」
と、娘に反撃したら
「ま、そーかもねー、ってことは良い本なんじゃないー」
と、かえってきた。生意気である。
シンプルに効くことだけを
読めば読むほど、著者が教室で子どものトラブルに真剣に取り組み、考え抜いてこられたことがわかる。
とてもシンプルに書いてあるから、
当たり前のことの羅列のように見える人も
いるのかもしれない。
でもバリエーション豊かな(笑)高学年トラブルのアレコレを
これでもか、これでもかと見聞きし、巻き込まれたことのある人は
「せんせい、わかってるぅぅううう」と涙ちょちょぎれるであろう。
すぐに実践できなくても
知るだけでも大きな力になることも多い。
若い先生は、絶対読んだ方がいいと思うなー。
反抗期女子に手を焼く親にとっても
子どもを
「我が子」じゃなく「高学年女子」として
俯瞰できる良書。