あやまりを注入

「三本の矢」と息子(7)が口にしたのをきき、
祖母が「あら、すごい。そんな話知ってるの~じゃあ、誰の言葉か知ってる?」と尋ねている。
すると、三兄弟。
口を揃えて「ママ~!」
寄ると触ると喧嘩する子らを捕まえては、「お前たち・・・三本の矢を知らぬか!三本の矢!!」と連呼する母を持ってるからね…。
正解は、毛利元就だけど…。
大きくなって、テストに誰の言葉ですか?という問題出たら解答用紙に「母」と書いて是非間違ってほしいものです。

とんび

海に遊びに行って、急旋回して来たとんびにマクドナルドのハンバーガーをさらわれたことのある息子。
あまりにインパクトが強かったらしく、息子は
「とんびに油揚げをさらわれる」ということわざを覚えられない(笑)。
彼の中に生きていることわざは、「とんびにマックをさらわれる」。
我が家のニュースをネタにした「○○家カルタ(未完)」の【と】も「とんびにマックをさらわれる」で不動だしね。
誤りを正さぬまま母は、学校の先生がことわざのテストをしてくれる日を心待ちにしている・・・。

恐竜の骨

知人は、恐竜の骨格標本を一緒に見たお父さんがもっともらしく「恐竜は、元々骨にナンバーがふってあるんだよ」と言ったのを高校生くらいまで信じていたという。
非常にいい話だ。
オモロあやまった知識を注入して、長年気付かれず
「あちゃーーーやられたーー(苦笑)。おふくろめー。」と言われたい私。

スパゲッティ

4月1日に「スパゲッティ―の木の収穫の最盛期を迎えました」とスパゲッティ―ぶらさがる木での収穫作業の映像と共に真面目に放送したというイタリアの国営放送が、お手本です。
罪のないエイプリルフールネタに知恵を絞るように、日々子どもを騙す子ども騙しのネタを考えている…。
しかし、最近は
日頃の情報リテラシー教育の成果が出てw
「ママの言ってることは、あやしい…」
と疑う目が育ちハードルは上がるばかりだ。
何か、早くいいネタを!
「パパが異星人」とか「ママは二十歳」とかは、もう嘘だとバレたしね。
疑う心少なき、今のうちに仕込むネタを・・・と焦る気持ち一杯の母です。
いや~ほんと子育てって、大変だよね。ネタ探しが!
ってか、既に、悪意なく、無意識に誤った知識や価値観を注入している母が、
さらに面白いあやまりを注入しようと、虎視眈々狙ってるなんて!
子どもって大変だよね! がんばれ、子ども!(笑)