思春期の反抗には、かまちょ手旗信号で

えー、こちら

毎日、「ウザい」の嵐

吹きすさぶ現場です。

何かとイラつく、楯突く、噛み付く

反抗期真っ盛りの

中1女子と小6男子の二頭飼い。

なかなか面倒。

どしたいの

イライラは、伝染するから迷惑千万!

だから

長引きそうな荒れ具合の時、子どもらに

必ず確認することがある。

「あのー、『かまちょ』なの?

それとも、『放っとけ』なの?」

身体も変わる時期、ホルモンのバランスが

崩れがちで自分でも訳わからず

イライラするお年頃ではある。

けれど、何故イライラするか

わからなくても、どうして欲しいか?は

考えられるし、伝えられる。

振り子は揺れる

思春期の子どもたち

自立への道を歩みだす年頃らしく

親や大人から距離を置きたい、放っておいて欲しい。

でも、まだ

自立への道を歩みだしたばかりだから

親や大人から構っても欲しい。

「放っておいてくれよー!」

「構ってくれよー!」

の間を行ったり来たり、行ったり来たり。

本当にせわしないから、周りも振り回されがちだ。

手旗マザー

ずっこけた姿勢で

椅子に座ってイラつく人に行進しながら近づく母。

両手に持った台布巾で

「赤上げて、白上げて、赤下げないで白下げる〜」

な手旗信号ならぬ

「かまちょ上げて、ほっとけ上げて、かまちょ下げないでぇ〜ほっとけ下げるぅ」と迫り

自分が構って欲しいのか、放っておいて欲しいのか、

必ず表明させる。

俯瞰

小学校や中学校で

暴れる子がいると

子どもらは皆、

「あー、あいつは『かまちょ』だからね〜」

と話しているという。

他人が「かまちょ」して欲しくてイラついたり、

注目を集めたくて暴れている事はわかっても、

自分のことは、わからない。

自分を俯瞰するのは訓練だからね。

「構われたければ、そう言え。注目されたきゃ、そう言え。放っておいて欲しいなら、そう言え。ただ不機嫌なのと荒れてんのは、ガン無視するか、追放いたしま〜す♪」

と言い渡しての、手旗信号である。

ウザ盛

というわけで

忙しい時に「Look at me! Look at me!」とか

「かまちょ、、なんすけどーー」と

来られるので、これまた面倒だが、

荒れられるよりは格段に楽だ。

イラつく人に

繰り返し、自分の感情を俯瞰し表明することを

強制する手旗信号な母。

当然、

「はーー、また来た、ウザいんですけどーー」

と言われるが、

グルメレポーターの彦摩呂さん風に

「親は「ウザい」のデパートや〜♪」

「親は「ウザい」の宝石箱や〜♪」

と叫んで

余計にウザがられ

今日も「ウザい」の嵐の中、立っている…。

えー、

現場からは以上です。