主人公は眠ることで幸せになる -眠りを巡る攻防
常に睡眠が一番大事。
上の子らの受験の時は
塾の保護者会で
「帰宅したら復習させて寝かせろ」と
言われ続けたが、無視し続けた。
この十数余年、子どもらを
とにかく早く寝かしつけることに
命をかけてきた(笑)
寝ない
しかし、今、自我芽生えまくりの
思春期反抗期娘は
夜更かししたがる。
まぁ、夜更かししたいお年頃だよね~。
わかる。わかるよぉ~。
でも成長期こそ睡眠時間の確保は必須。
伝承の智恵
昔話の「イメージ研究」というものがある。
昔話の各要素のイメージを分析することで
昔話の基本的な世界観を明らかにする研究だ。
昔々、研究会の時
私は「昔話の〈眠り)のイメージ」について
調べた。
昔話の登場人物、
例えば「やまんば」等の
いわゆる「敵」は
寝ている間に主人公に殺されるなど
眠るとろくなことがない。
しかし、昔話の主人公は
三年寝太郎のように
眠って起きると知恵が働いて
長者の婿になったり。
眠っている間に見た夢に導かれて
富を得たり、命びろいしたり。
眠ると良いことが起きる。
昔話は「眠り」の力を
肯定的に語り続けているのだ。
主人公だもの
長い間伝承されてきた民衆の知恵の結晶である
昔話も
眠れ、と言っている。
子どもらよ!
人生という物語の主人公たる、子どもらよ!
眠ると良いことが起きるから
寝ろ!
目覚めたら、君は長者かもしれない。