『光画』と新興写真@東京都写真美術館 切り取り方をインプット
天気が良いので花見がてら東京都写真美術館へ。
絵画主義の写真ではなく、カメラやレンズの機械性を生かした「写真でしか出来ない表現」を追求した先人たちの挑戦。
『光画』と新興写真展を観た。(一般700円、都内在住小中学生無料)
写真美術館は、いつ来ても人物や景色、モノの切り取り方の多様さに触れられるのが面白い。
美術館横のアイスクリーム屋につられて来た末っ子(小3)は
「これと、これと、これが気に入った、みんなこの人のだった」と指さして
小石清作品のところに連れて行ってくれたが、切り取り方の好みも、人それぞれで又面白い。
地下1階では、清里フォトアートミュージアム収蔵作品展『原点を、永遠に。-2018-』も開催されている。
こちらは、大人も子どもも無料。
写真家が35歳までに撮影した作品を「ヤング・ポートフォリオ」として集めている。
対象も多様、切り取り方も多様、解説も親切で老若男女楽しめる展示だ。
娘は、岩合光昭氏のペンギンの飛び込もうとする瞬間をとらえた作品や
楽園写真家の三好和義氏による小舟の浮く美しい海をいたく気に入っていた。
やはり可愛らしいもの、美しいものが好きなのだな
と思いながら展示室を出ると
突如、娘が階段の手すりにぶら下がって異様なポーズと変顔で母に写真を撮らせ
「タイトル『絶望の中のわたし』」というので
やっぱ前衛だわ・・・というわけで
白黒タイルの美術館の入り口などで前衛写真家ごっこしながら帰宅。
子どもも自分も切り取り方次第で、いろいろ遊べる。
そんなことを思い出した写真美術館散歩。
子ども無料だし、散歩のついでにおすすめ。