黙ってられない

ここ数日、何故かずーっと豚カツが食べたかった。

特に大好物な訳ではないのだけれど。

肉売り場を物色したが、そんな時に限って、家族の体調が良くなかったりして食卓はサッパリ系続き。

で、とうとう豚カツ熱マックスになり、ランチにひとり豚カツした。

混んでいたので、カウンターへ案内された。

両隣は、サラリーマンのおじさま。

家で揚げ物はよく作るけれど、他人が揚げてくれた揚げ物を揚げたてで頂く贅沢。

運ばれて来た豚カツ。

美味い!

でも1人だから

「おいしい!」と言えなくて凄い辛い!

黙って旨さに身悶えていたが、口から「美味しい!」を出せなくて身体の調子がおかしくなった。

「美味しい!」が体内にたまって、膨らみすぎた風船みたいに破裂しそう。

帰りにレジの人に「美味しかったです!ご馳走さま!」と言えてやっと少し収まったけど、旨さ不完全燃焼感。

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ

という俵万智さんの有名な歌があるが

美味しいね〜と言い合いながら食べたいんだな、自分。

ひとりグルメ旅とか無理だ。予定ないけど。