漢検に楽して合格する簡単な勉強法
漢検。
別に受けなくても人生に支障はない。
けれど、受けるなら楽に楽しく合格したい。
小学校によっては団体受験せざるを得ない場合もあるし…ということで、
漢検の勉強を短い期間に楽しく楽にやる方法をシェアする。
ちなみに、この漢検勉強法は、わたしが考えたものではない。
長女(中3)が、小学2年生の時に勝手に考えてやっていた方法を
私が横目で見て盗み(笑)
他の兄弟や友人知人にシェアしたら皆、1、2ヶ月で楽しく楽に漢検に合格したので
こちらでもシェアする次第。
漢検らくちん勉強法
用意するものは
▪️漢検の過去問。(出来れば市販の2冊、1冊は原寸大、1冊は縮刷版。)
▪️『徹底反復 ●年生の漢字』(←これは各自、学年(受験級)に合ったもの)
又は『新版 陰山メソッド 徹底反復漢字プリント小学1~6年』
(漢字プリントは6年分まとまっていてお得感があるが、『●年生の漢字』は音読プリントにふりがなが付く等使いやすさが増し、一冊完了した達成感を子どもが味わえるので現在はこちらがおすすめ。長女の時は漢字プリントしか刊行されていなかったが、末っ子が5、6級受けた時は『●年生の漢字』を使用。)
1)まず音読
まず「●年生の漢字」又は「漢字プリント」の
一学年分の漢字を使った文の並ぶページをひたすら音読する。
ひとりで出来るならひとりで、兄弟や親が一緒でも。
大きな声で読む。読めなくても気にせず、くりかえし読む。
最初は、ふりがなを頼りに。徐々にふりがなを隠して。
一通り読めるようになったら…
2)それぞれの漢字を学習する。
音訓の読みや書き順などを一文字ずつ学習する。
書き順を確認しながら、なぞり書き。
でも、3個だけ!3個集中が子どもには大受け。
沢山書かせない。
ポイントは、これらの漢字が既に「新出漢字」でないこと。
知ってる漢字、見たことある漢字、読める漢字を学習している。
だから、3個集中して書くので十分。
子どもにとって読めない新出漢字を学習するハードルは高い。
見覚えない形の読めない漢字、の書き方と読み方を覚えることと、
見覚えある形の読める漢字、の書き方を覚えること
子どもにとってどちらが楽か想像に難くない。
この差が大きい。
この差が、子どもの苦と楽の分かれ道。
最初の音読がここで効く。
一通りの漢字をさらっと学習したら
3)漢検の過去問を解く
とりあえず、本番と同じに時間をはかって解く。
大体は解けないのだけれど、とりあえず本番らしく解く。
解けない問題が多くて時間が余ったら、さっさと終了。
覚えていない漢字を思い出すのに時間を使う無駄は厳禁である。飽きる前にやめる、何事も(笑)。
丸付けして、間違えた問題を取り出して覚える。
過去問を2冊買うと、だいたい17〜18回分の問題があるのでこれを数回分ずつ繰り返す。(直前にやるように何回か分は取っておく。)
すると、出来なかった問題のリストが出来るので、それを重点的に覚える。
5、6回分くらい解く頃には、よく出る漢字やよく出る読み等、頻出問題に子どもも気づくだろう。
小学校で習う範囲の漢検(10〜5級)は、狭い限られた範囲なので、重要漢字や読み、熟語で頻出のものは限られている。
漢検の過去問を解いて、間違った漢字を覚え、過去問を解く、を時間を置かずに繰り返すと
簡単に点数が上がる。
簡単に点数が上がれば、楽しいからモチベーションも勝手に上がる。
全ての漢字を濃淡なく、覚えて行くよりもずっと楽しい、ずっと楽。
4)徹底反復に戻る
時間がなければ、とりあえず3)迄でもかなり効果的。
でも、濃淡付けて、ある意味「ヤマはって」の学習なので、ムラがある。
そこで『●年生の漢字』に戻り、音読プリントや熟語のページなどを学習。
よく出る漢字や熟語ばかりやって、覚えていない穴があるのではという不安も
全漢字をやっていれば、何しろ「全」漢字なので問題ない。
既に頻出のものを結構覚えているので、覚えてないものに集中すれば良い。
テキストに無駄がないので楽。
目安
それまでの学年の漢字が大体できていれば、
新しい学年の漢字を学んで漢検の合格ラインにいくには、この方法だと
個人差はあるが1日30分から1時間で、1ヶ月から長くて2ヶ月あれば十分だ。
10級は1年生の漢字、9級は2年生の漢字、8級は3年生の漢字、7級は4年生の漢字、6級は5年生の漢字、5級は6年生の漢字。
1学年ごとにまとめてサッサとやると、意外と楽に楽しくやれる。ゆっくりやると辛いのがサッサとやると楽になる不思議。
たかが、されど
漢字の学習を避けて通れる小学校は少ない。
たかが漢字、されど漢字。
漢字につまづいただけで、
漢字テストの再試や、追加の宿題、叱責などで
無駄に自尊心を削られ辛い想いをする子どもを大勢見てきた。
良いところが沢山あるのに、漢字で自己肯定感を低くくするのは勿体ない。
漢検を受けなくても人生に支障はないが、合格すれば、自信になる。
漢字が出来ると読解力をつけるのも楽である。
やらなきゃいけないなら、なるべく楽しく、なるべく楽に。
余った力と時間で、子どもが好きなことでイキイキしたり、ダラダラしたり出来るように。
漢検らくちん勉強法、役に立ったらうれしいな。