『ミーニング・ノート』by山田智恵ー1日3つ、チャンスを書くと進む道が見えてくる
「みんなと同じ努力をしたところで、この10年の遅れは到底取り戻せない!チャンスをつかまなくては!」
「ミーニングノート」を始めた頃の著者の心の叫び。
それは、そのまま私の心の叫びである。
近頃、自分の無能さに過去の自分を恨めしいと思う事が多い。
しかし、まぁ振り返っても仕方ないし、今を変えたら過去も変わるわけで、今やるしかない。
そんな時、手元に届いたのがこの本。
シンプル
『ミーニングノート』では、毎日出会うチャンスを書き留め、意味づけてつながりを見つけ、人生を切り開いて来た著者がその方法を惜しみなくシェアしてくれている。
毎日出会ったチャンス3つを書き留め、そのチャンスを意味づけ、毎週毎月見返し、つながりを見出していく。
シンプルなメソッドで、似たことは様々な人が提唱している。
私も、1日にあった良いことを書く等は長いことやってきた。そして、感謝することも。
でも、この本を読んで、圧倒的に足りなかったのは、関連づけ力と行動量だったんだな、と感じた。
じょぶずも言ってたのにね・・・。
Connecting the dots.って。
ちょっと振り返っただけで、無駄にしたチャンスが山のように積み重なって背後に道を作っている。
歩いて来た道にチャンスの死屍累々。
感謝だけして、済ませてた自分。
行動して結果も出さずに何が感謝だよ、、と情けない。
「てめぇの馬鹿さかげんにはなぁ、父ちゃん情け無くて涙が出てくらぁ」と『あばれはっちゃく』のセリフが昭和から湧き出して来るほどの情けなさだ。
沢山のチャンスをくれたのに私が応えないうちに天国に行ってしまった人たちもいる。
3種類のチャンス
ミーニングノートでいう「チャンス」とは、「自分の出会ったものの中で自分の心が動いたもの」。
チャンスの種類は、3種類。
・キラキラチャンス
・わらしべチャンス
・スパイシーチャンス
このネーミングが既に私のツボ。
キラキラチャンスは、見たまんまチャンスの顔したチャンスのこと。
わらしべチャンスは、昔話「わらしべ長者」のわらしべの様に最初はチャンスかどうかも分からないさり気ない顔したチャンス。
スパイシーチャンスは、一見チャンスとは程遠い辛い顔しているチャンス。
チャンスも色々だ。
そうやって毎日を見渡すと、世界はチャンスに満ち満ちている。
つながり
チャンスを見つけるのは、得意だけれど、もっと目を凝らしてチャンスを見つめて
ミーニングノートでつながりを見つけていけるようになりたいな。
この本、Amazonのオンデマンド印刷なのだが、カバーも付けずに読んでいたら
我が家の思春期反抗期真盛りの中学生女子(中3)は、洒落たデザインのペーパーバックに反応。
「それ何?かわいいー!読んだら貸して」というので、食卓の上に置いておこうと思う。
理想と現実のギャップに荒れる思春期少女も
チャンスを書いて、自分で進む道をみいだせたらいいね。
こうして、チャンスがつながっていく・・・。