怖さにまけないビビリ術

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photo credit: Dunechaser via photo pin cc
わたしは、ビビり。
地震、雷、火事から、小さな挑戦につきものの、リスクまで…なんでも怖い。
遭遇したくないし、出来れば、考えたくない、ないことにしたい。
そんなビビりの私、
ある時テレビ
宇宙飛行士若田光一さんが、
火事や減圧など緊急事態を想定した訓練ばかりを毎日行う様子を目にした。
コロンビア墜落事故で仲間を失った後、悲しみと恐怖と向き合った若田さんが
「宇宙に向かうリスクや危険を決してゼロにすることはできない。それでも、宇宙には、夢と向かう意義が必ずある」
と自分を追い込み努力し続けている様子は、
宇宙へ行くというほどの壮大なミッションを持たない自分の心にも響いた。
同じく宇宙飛行士の野口聡一さんは、『宇宙少年』の中で
「怖さに負けないためには、大事なふたつのルールがあります。
第一のルールは、怖さの正体を突き止めること。
第二のルールは、怖さを乗り越えたときに得られるものを見通すことです。」
とおっしゃっている。
(リスクを直視する)
で、宇宙に行く予定はないビビりの私は、とりあえず
目をそむけていた、地震というリスクと向き合ってみることにした。
子ども3人が、それぞれ家のあちらこちらで遊んでいる時、
家庭内避難訓練をしてみたのだ。
そしたら、なんと訓練なのに
娘(3)は、怖がって想定以上の危険なヘンテコ行動に出た。
枕を頭に部屋の中を駆けだしたのだ。
ひぇー。
おかげで、家の中で地震が起きたら、
どんな風に声をかけるべきかも、
見直すべき家具のレイアウトも見えてきた。
そして、
上の子たちは、訓練しておけば本当の地震の時も大丈夫という自信をつけたようだ。
それでも、リスクはゼロではないけれど、
自分も、子どもも
よくわからない、ことが怖いんだということもわかった。
どこにどんなリスクがあるかを知っておくことで少し怖さが減ることも実感した。
(仲間も必要)
災害だけではなくて、自分や環境を変えようとするときも、
やはり怖い。
その時も、怖さの正体をみつけて、それを乗り越えた先を見る。
自分ひとりのシュミレーションや訓練も有効だけど、
既に乗り越えた仲間や、一緒に怖さと向き合える仲間がいることが
大きな力になる。
私は、今日もそれを教えてくれる仲間たちに会えたけど、
子どもたちにも、そんな仲間との出会いが待っているといいな。
転園したてでナーバスな娘(3)にも
ビビってもいいんだよ。でも、
一人で怖がってないで、とりあえず、隣の子に話しかけてみよ、とだけ言ってみる。
あとは、たぶん…。
きっと…怖さもにげていくはず!