家を出る日・・・
ギョッ、とした。
時間に間に合わないからと、信号のない場所で
「本当はだめなんだよねー、ここで渡っちゃダメなんだよねー」などと言い訳しながら
娘(6)の手をひいて、道を渡り切ったところで。
「信号で渡らなきゃだめなんだよ~。何回言ったら覚えるの~。
ママが、ちゃんと信号があるところで、道を渡ってくれないと、
娘ちゃんは、安心して家を出られないよ。
娘ちゃんが大きくなるまでに、ちゃんと覚えて~。」
!
!?
!!!!!
「で、で、ですよねぇぇぇぇぇ・・・」
としか、言い返せなかった。
〈嗚呼、勘違い〉
『子育てのゴールは、子どもを自立出来るようにすること』
とか、したり顔で言っちゃってた自分。
恥ずかしい・・・。
大いなる勘違い。
すみません、
かーちゃん、自立出来ないと、子どもら自立出来んのね…。
子どもって元々、育ちたい、自立したい欲求をもって、そっちの方向に伸びてくもんだよね。
子どもを自立できるように、とかいう前に
子どもの自立を阻まない、自立した大人になることが先決ってことかね。
この、6歳になったばかりの娘がお腹にいた時、
産科の婦長さんが
「一人目は、初めてだから慣れなくて大変、
二人目は、一人目もいるからバタバタで大変、
三人目は、やっと楽しめるのに、すぐ大きくなっちゃうのよ」
って話してくれたけど・・・・
三人目よ!
まだ、家、出なくっていいよ!
ってか、すみません、まだ出ないでください・・・。